今回は能の少しマニアックな話、“翻訳上演”について語ってみました。
大まかな設定を借りながら、物語展開を自由に書き換えることのできる「翻案(アダプテーション)」に比べて、
一字一句を対応する単語に置き換えないといけない「翻訳(アダプテーション)」の作業は、創作現場においては煙たがられることもあります。
特に、能のように何百年も前に書かれ、価値観が現代と大きく異なる物語を一字一句現代語に翻訳して上演しようとすると、意味がきちんと伝わらない事もあります。
奥田は2020年に実際にその作業に取り組み、大変な目にあったわけでございます。
●能『卒都婆小町』の解説はこちらより。
https://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_069.html
●能の翻訳上演に関する奥田知叡の論考はこちらより。
https://k-pac.org/readings/12428/
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